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  • 痔の手術をする時の麻酔




     痔の手術に限ったことではありませんが、必ず麻酔をすることになります。お恥ずかしながら、私は麻酔という言葉だけは知っていましたが、実際にどんな種類の麻酔があり、麻酔の種類ごとに何が違うのかはさっぱり分かりませんでした。

     ここ半年間で手術をする機会が3回、予定して行った内痔核の手術、内痔核手術後の入院中の緊急での止血手術、肛門周囲膿瘍の排膿のための緊急手術を経験しました。これらの手術の時は全て、腰椎麻酔をして、手術をしました。
     では、この腰椎麻酔とは、どのような麻酔なのでしょうか。少し調べてみましたのでご紹介します。

    • 腰椎麻酔の概要

    •  脊髄くも膜下麻酔、脊椎麻酔、下半身麻酔などの呼び方もあり、おへそより下の下半身の手術、大腿、足、膀胱、肛門等の手術に用いられる麻酔とのことです。下半身は、全く痛みは感じませんが、意識は保たれています。
       腰から注射で脊髄を包んでいる袋に麻酔薬を入れて、しびれさせる麻酔となります。麻酔後の副作用として、起き上った時の頭痛や、ピリピリした違和感が残ることがあります。


    • 麻酔の方法

    •  心電図や血圧計をつけた後で、手術台で横向きになり、ひざを抱えるようにして、おへそ見るような形で体を丸くして、麻酔を受けます。次に消毒薬で消毒されて、麻酔の針をさす予定の場所に、麻酔の注射の痛みをやわらげるための、痛み止めの注射(局所麻酔)をします。
       痛み止めの注射の後に、腰椎麻酔用の針をさし、麻酔薬を投入されますが、この時、「ズーンとする感じありますか」と聞かれたので、確かに表現的には「ズーンとする感じ」というのが何となく分かります。ものすごい痛いというわけではないのですが、何か鈍痛のようなものがあります。
       あとは、麻酔がきくのを待ちます。


    • 麻酔後の困った点

    •  手術が終わった後も、下半身はもちろん動きません。そのままストレッチャにのせられ、病室のベッドに移動します。ベッドに横たわっても下半身は動かせませんが、しばらくすると足先が少し動くかなという程度のところまで回復してきます。
       都合3回、麻酔は受けていますが、慣れない1回目の時に困った点がありました。もともと、麻酔後におしっこが出にくい、出しづらいということを聞いていたので、カテーテルを入れていました。なので、おしっこが出づらいということはなかったのですが、翌日にカテーテルを外してから、おしっこを出すのに非常に苦労しました。何しても出ず、坐浴でやっとあたためて、出たというほど苦労しました。
       少し慣れたということでしょうか、2回目、3回目の手術の時は、カテーテル無しで、起き上れないので、しびんにしましたが、力を入れず、楽な気持ちで、横向きで出すことができました。手術、麻酔後の4時間ぐらいでは、まだまだおしっこを出している実感が少なく、横になって、力を抜いていたら自然に出る感じでした。  



     痔の手術で、全身麻酔はあまり聞きませんが、あとは、よく聞くのが局所麻酔で、それが悶絶するほど痛いといわれていますが、局所麻酔での手術だけはやりたくはないと思っています。
     腰椎麻酔は数だけはこなしているので、1回目は相当どきどきしていましたが、2回目、3回目となると、痛さも分かってきているので、落ち着いて受けることはできました。
     しばらくは、私自身、麻酔を受けることは無いでしょうが、これから麻酔を受けること予定がある方、特に怖いものではないので、過度にどきどきしなくても良いかと思います。
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